つっこんだら負けなのは承知の上で「映画 少年たち」に全力でつっこんでみた
「映画 少年たち」、やっと鑑賞してきました！！
ジャニヲタ、とりわけ中堅どころのデビュー組や、Jr.のお兄ちゃん組や関西Jr.を応援していると、避けては通れない道である「少年たち」。
大筋はこうです。
日記役が少年刑務所に入る。その刑務所では2つの派閥が手を出し足を出しいがみ合っており、日記役は怯える。目立たぬように過ごそうと決意。
たまたま見つけたブランコに腰掛けると、派閥Aから怒られる。なんやかんやで派閥Aに所属する日記役。しかし派閥Bからも、新入りは目立つため目を付けられてしまう。
そんな中、はちゃめちゃに怖い看守長登場。罰則が多くなり、刑期も延び、外に出なければいけない事情ができた2派閥は一致団結。脱獄を試みる。脱走計画を企て、結構いいところまで行くも、日記役が看守を引きつけたところで命を落とす。日記役が残した日記をめくりながら、少年たちは未来を見据える。
すのすとがやりはじめてから*1とか、南の島に雪が降ったあと*2とかの少年たち、全然知らないけどこんな感じだよね？突然何かの気の迷いで13月探してたり*3しないよね？？？
基本日記役は死ぬし2派閥いがみ合ってるし、決して明るい作品ではない。だがちょこちょこ笑える場面も多く、中でもヲタクの楽しみは桶ダンスだよね。きっとみんな知ってると思うから桶ダンスについては省略するね。桶ダンス最高！！
でも、ジャニーズトンチキ舞台にしては話の筋が通ってるほうだし、このくらいの事前知識があればなんとかなるよね☆くらいのテンションで、映画館へ向かいました。
そしたらこれがとんだトンチキ映画だった。
あ、、、うん、、、別に最初から話の内容に期待はしてないし、過去に何度かジャニーズ映画は見てて耐性はあるはずだし、そもそもヲタクがスクリーンの自担愛でるだけの映画だし、なんてったってあのジャニ―喜多川の名前がきっちり入ってるくらいだからね、、、、そう、、、、そりゃあ、そうね、、、、
見ながら「うっそだろお前ッッ！！」と全力で叫びそうになったところを全力で堪えましたので、ここで全身全霊を込めてつっこませて頂きます。…でもジャニーズ映画だしな！！つっこんだら負けなの知ってるけど！！いきまっせ！！
以下「映画 少年たち」の見どころ、つっこみどころ、ガンガン書いていきます。要するに超ネタバレのため、これから見るよ～！！という方は閲覧をお控えくださいませ。
1.全然ジャポニカな感じがしない背景とツナギで夢恋桜するSixTONES
えっ、JAPONICA STYLEだよね？KANGOKU STYLEじゃないよね？？その恰好でわびさび言われても…。あの…、ちょっと困るっていうか……。いや、かっこいいよ！？JAPONICA STYLEいい曲だと思うしPVもめっちゃよかったよ！？超予算削減PVみたいなのばっかり爆誕させられている某担*4の私からしたら「く～～～、PVめっちゃ金かけてもらいやがって～～～！！！」と羨ましくなってるくらいだよ！？なぁ～～～のになんでKANGOKU STYLEしちゃったかなまったくもう～～～。1カメ1カットの衣装替え問題があったのは重々承知の上で言ってる。
あ、文字がダサいとかはもう散々言われてると思うので、言及はしません。フォントもエフェクトもダサかった。すごい。
2.最初から最後まで空気な黒房
うん、知ってた。「黒房はそれを面白がって傍観している」の一文で気づいてた。パンフレットの相関図、黒房だけ相関らしい相関が一切ないしね。なんだよ、流星と斗亜のやつ。お前たちまで関西を捨ててマクドナルドをマックって言う*5つもりなのか！？でも渡辺翔太さんの弟だし全部許した。いつでも関西に帰っておいで。
それにしても黒の空気感凄まじかった。北斗が龍太移送で落ち込む黒房に「その話、ちょっと詳しく聞かせてくれない？」って聞くもんだから、ちゃんと仲間に引き込むって思うじゃん～。蓋開けたら頑張ってるの赤青じゃん～。黒房にもっと見せ場をくれよ～。もっと正門さんのリアコ拗らせさせてほしかった。
3.小学校6年生でxは代入しない問題
xって、習うの中学生だよね！？一次関数を習う中学一年生で教わるカリキュラムのはずなんだけど……。というのも、慎太郎が北斗に勉強を教えてもらっているシーン。慎太郎が使っているのは小学校6年生のための算数ドリルなのだが、北斗がxに代入させることを教えていた。どう考えても小6のカリキュラムでxに代入はしない。xは数学の範囲だぞ、ダイケンくんよ。何をやってるのかは知らないが、虫食い算とかでも突然xとか出されたらわけわかんなくなるのが普通の小6の知能の人間だからな。
4.一番女がいそうなホストに女がいない
名前からしてそうじゃん！！ホスト感がどこにあんのかは知らないけど、ホストの阿部亮平さんって字面だけでシャンパンタワー頑張って毎月入れてそうな女いっぱい抱えてるに決まってんじゃん！！いっぱい彼女作りそうだけど120%本カノいる顔してんじゃん！！なんで女がいないの！？もしかしてスクリーンの前のあなたってこと！？あっ、そういうこと！？よかったね結婚じゃん！！(？)
5.紛らわしい弁護士
ストーリー展開上どうかと思った。くっそ紛らわしい。
ジェシーの弁護を担当する弁護士・樫山、を慕う渡辺・弟の流星と斗亜。ごちゃごちゃしすぎだろ。しかも慕ってるってパンフにしか書いてないじゃん。本編に全然その気がないじゃん。「もう息子(ジェシー)に面会に行きません」とか言った後に「弁護士先生にもう一度相談してみよう！」とか言われたら、あれジェシーに弟いたっけなって思っちゃうじゃん。思っちゃったよ、混乱したよ。キャラ付けが限界だったんだね…。制作陣さんお疲れ様です…。
6.パシられるクロ、殺されるクロ、ごめんで済ませられるクロ
天下の中村嶺亜様の扱い酷すぎない！？スクリーンでもきゅるきゅるカメラ目線バチコーンな天下の中村嶺亜様だぞ？何してくれてんだ？中村嶺亜様はパシられる側なんかじゃないし、なんならパシる側だよね。「じょぉ～、じゃむぱん買ってきてぇ～」ってパシらせてたに決まってるでしょ事実が捻じ曲がってる。私が嶺亜様のためにじゃむぱん買ってくるからちょっと待っててガンダで行く。
で、なんやかんやで殺される。いや天下の中村嶺亜様の死様それでいいの？どうせ死ぬなら美しく死なせてやってくれよ頼むから。ってか殺すなよ。
そしてジェシーの「ごめん…」の一言に対して、「そんな素直に謝られちゃ…」ってちょっとひーくん！？あなたの一番の親友でしょ！？一番の親友ごめんで済まされていいのかよ！？そこは地獄の果てまで恨めよ！？
少年たち史上ぶっちぎりの不憫だった。でもひーくんはずっとヨーヨー持っててくれたね。
7.シュンソクの俊足感、2シーン
もっと俊足感欲しいよシュンソク…ッ！！なんか一々ロイヤルだった。服役中でも拭いきれないロイヤル感だった。でもどっちの俊足シーンも胸アツだったのでよし。
8.幻の1人がいる青房メンバー
きょもが転落し、赤青全員が駆け寄るシーン。きょもはひーくんの腕の中、画面向かって右側が赤で、左側が青。ジェシーは刑務官に抑えられているので、画面外。よって赤房は5人。ふっかは頑張って塀を上っているので、青房も5人。のはずなのだが、私の見間違いでなければ青は6人いた。ふっか！？ふっかなの！？それとも黒が混じってて、夜間だから青と誤認したの！？まさか私の知らない7人目の青房がいたの！？じーこがここに来て関西捨てたの！？それともめめたんかラウちゃまが乱入してきた！？ジャニーズ映画のヤバさで私の頭がおかしくなった！？どれ！？
でもちゃんとふっか脱獄成功してたから、ふっかじゃないと思う。
9.手紙で謝るだけ謝ったけど、結局面と向かって謝れなかった隼人
少年たち史上5本の指に入る不憫・宮近。映画じゃ嶺亜の次くらいに不憫。騙されて金を取られ、親友を失い、面会もさせてもらえず、手紙はとりあえず託して謝ったもののそのまま会わずに死別。めっちゃ不憫じゃん。でも親友を捨てて生き急いでしまったところは、自業自得かもしれない。
それにしても会わずに死別はきっついよ～。誰か宮近を救ってあげてほしい……。結局お店がどうなったのかは、わからないままだったしね。
10.中林、老けすぎ
いや7年でめっちゃ老けた。いくらなんでも老け込みすぎた。
中林が囚人から虐めを受ける回想シーンで右脚を負傷しているが、2012年時点で脚は引きずっていない。7年の間にガタ来た？
でもまあ、「子供は大人になれるが、大人は子供へは帰れない」という主軸のメッセージを最も体現しているのが彼なのかなとも思いました。2012年時点で過去の恨みを持っている子供の中林が、刑務所を離れ急に大人になってしまった感じというか。そういうことにしておいてやるか。
11.エンドロールのエガオがもはやホラーに近い
エンドロールで一人一人名前が映し出されるとき、ほとんどはその人が笑っているシーンが映し出されました。髙知の役名はエガオ。その名の通り、笑顔あふれる役でした。
ある1シーンを除いては。
恐喝されていた学生時代、エガオはその恨みから、相手をスクーターで引きずり回す。その時のめっちゃ最高の笑顔……がエンドロールで使われてるんですけど！？めっちゃ怖いわ！！ほかにもっと楽しいシーンあったでしょ！！
12.最後のショーの方がよっぽどJAPONICA
じゃあ最初のJAPONICA STYLEなんだったんだよ！？
13.桶ダンスがない
そう…無いの……。「俺たちは上等」もそこ俺たちの場所ー！も「僕に聞くのかい？」も「君にこの歌を」も日記役・死ぬまでやっといて桶ダンス無いの……。
なんで？？？？？？？？？
桶ダンスないのにKANGOKU STYLEするし黒房空気にするし嶺亜は殺すしちゃかちゃん不憫だしホストに女はいないし小6なのにxに代入するしエンドロールでホラーぶちこんできたの？？？おかしくない？？？そこまでやるなら桶ダンス出血大サービスしてよくない？？？ここまで一息
き、規則なんてないからとか、言わないでよね！！！
いやあ、私の中のジャニーズ映画、太秦*6と忍ジャニ*7で終わっていた上に、少年たち自体も2012年から止まっていたので、凄まじかったです。ほんと。ザ・ジャニーズを肌で感じました。隣のお姉さまはエンドロール終了後、明るくなってからハンカチで涙を拭っていたくらいなので、きっと胸が打たれたのでしょう。私もショーで湧くんがフラッグを回していただけで元が取れたなって思いました。
それにしてもフラッグを回す湧くんの笑顔がプライスレスを通り越して大キャッシュバックキャンペーンだった
— Narita (@_9bug) 2019年4月3日
途中で「あ、これショーウマストゴーーーン！！」っていうシーンもあったので、まだまだツッコミどころは多いですが、さっきまでめっちゃ痛かったお腹が治りかけてきて寝れそうなので寝ます。おやすみなさい。
ストーリー性とかツッコミどころは気にしたら負けます。
あれは自担を愛でる映画です。(戒め)
